【エロ情報】野ションハンターたちの実態
毎年、東京の人気お花見スポットの一つ、渋谷区の代々木公園で、ある特殊な現象が起きている。野ション女子の大量発生だ。通常ではありえない数の人間が一度に集まって酒を飲むので、公園トイレの前には長蛇の列ができるのだが、特に一番サクラが多い渋谷門近くの公衆トイレは、1時間以上もの行列になる。公園側も仮設トイレを設営して対応しているが、人の数が多すぎてまったく追いつかず、結果、並んでいては間に合わないと判断した女性たちが、トイレ脇の雑木林の中で用を足してしまうのだ。そんな現象を、野ションマニアが放っておくわけがない。数年前からこの公園の花見シーズンは、女性の放シーンに興奮する男らが集うようになったのである。いったい彼らはどんな連中なのだろう。
女子トイレの列が数十メートルにまで3月最後の週末の午後1時、代々木公園。天気予報は快晴で、最高気温20度を超える絶好のお花見日和だ。園内を歩くこと数分。毎年長蛇の列ができる渋谷門脇のトイレに到着した。すでに男女共に10人ほどが列を作っている。女子トイレ前はこのとおりそのすぐ脇には、女性専用の仮設トイレが20台ほど並べられ、やはり10人程度の列ができていた。トイレの裏側は、サクラのない雑木林のような空間で、立ちションするにはちょうどいい雰囲気だ。早くも列に並びたくない男たちが、木影や建屋の裏などで立ちションし始めているが、野ション女子の姿はまだない。ウロウロしながら園内を一周し、再びトイレのエリアに戻ってみると、女子トイレの列が数十メートルにまで伸びていた。ここまで長いと我慢するのもしんどそうだ。トイレ裏の雑木林エリアには、立ちションするわけでも桜を見るでもなく、トイレの列の方向をじっと眺めたり、雑木林の間をウロウロ歩いたりと、明らかに怪しい動きをする男たちがチラホラいる。おそらく、こいつらみんな野ションハンターだろう。男の立ちションがすごい増えちゃったのよ午後2時を過ぎた。酒が回ってきたのか、立ちションする男たちも一気に増え、入れ代わり立ち代わりやってきては次々に物陰で小をしていく。が、野ション女子はなかなか現れない。周りをウロツくハンターたちもイライラしていることだろう。雑木林エリアをうろつく怪しげな男たちの数は徐々に増え続け、ざっと数えても7〜8人は確認できる。浄水設備の建屋近くに、女性の列をじっと眺める怪しげな男が立っていた。黒いヘアバンドをしたオタクっぽい雰囲気の男で、さっきから何度か雑木林エリアを歩きながら女子トイレの方角だけを眺め続けている。同好のフリをして話し掛けてみよう
「さっき、西側のトイレの方も見てきたんですけど、まだそんなに並んでなかったですね」「え、西側のトイレ? あれ? もしかしてアナタ、仲間?」まんまと乗ってきた。「まあ、そんなもんです」「え、え? よく来んの?」「いえ、僕はまだ去年から来はじめたぐらいですよ」「え、え? いたんだ。ホントにいた? いたかな〜」どうやら彼は去年もここにいたらしい。ごまかさないと。「いや、いましたけど、去年は友達と花見をしながら1人で抜け出して…みたいな感じだったんで、ちゃんと見れてはいないんですよね」「あ〜なるほどね! 西側はやっぱダメでしょ? ボクはここが一番だと思うけどね〜」男は完全にオレのことをハンター仲間だと思ってくれたようで、ペラペラとこの現場の情報を語りだした。「去年までここにも仮設の男子トイレがあったんだけどさ、今年からなくなっちゃったおかげで、この辺で男の立ちションがすごい増えちゃったのよ。それで女の子が来づらくなってんのね。まいるよね」彼が代々木公園に来るようになったのは6年前。最初に何人かの野ションを目撃して以来、毎年欠かさず来るようになったらしい。「でもさ、当たりの年はたくさん見れるんだけど、ダメな年は全然ダメだね。去年もダメで、あんまり見れなかった。オレは西側よりココの方がいいと思うよ。オレ、いつもココだから」などど言いながらも、常に視線をキョロキョロさせ、野ション女子を探している。目が真剣だ。プロのハンターっぽいぞ。「撮影したりとか、それを販売したりとかしてるんですか?」「え? いやいや、そんなことはしない。オレは見るだけ。あっ…」突然、ヘアバンド氏が走りだした。どうやら女の子が一人、雑木林の方へ向かったのが見えたらしい。隠してあげるフリをすれば、近くで見れるんで公園の西側エリアに移動することにした。この一帯はホームレスのテントも点在する森林エリアで、サクラの木がなく、ほとんど人が歩いていない。野ションするには絶好の環境のはずだ。森林エリアに入った直後、ケモノ道の途中に、一人の若い男が立っていた。携帯電話を耳に当てて誰かと話しているように見えるが、声が聞こえない。怪しいぞ。近づくと、男が電話を耳に付けたまま歩き出した。やっぱり声が聞こえない。間違いない。こんな場所でカラ電話する目的はただ一つ。怪しまれずに森の中で野ション女を待つためだ。男を追いかけ、声を掛けた。「お兄さん、間違ってたらごめんね。ひょっとしたら同業の人かと思って」「………」男が立ち止まって眉間にシワを寄せた。20代のイケメン君ではないか。「この辺ばっかり狙ってるんですか?」「……いえ、色々と」ビンゴだ。やっぱりな。「こっちはどうですか?あっちは立ちション男だらけで、なかなか女の子が来ないんですよ」「ああ、はいはい。ですよね。男の仮設トイレがなくなりましたからね。てか、あっちはホモの人が多いっすよ」「え、そうなの?」「立ちションしてる男の股間を覗いてるんすよ。でも、コッチ側も今回はダメっすね。すぐそこに女子トイレが置かれちゃったんで」
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